情報収集力の必要性と身につけるメリット

プログラマーやエンジニアとして活躍していく上で必要なのは、何も技術力だけではありません。もちろん、技術力を高めて腕を上げることは大切です。ただ、手当たり次第にプログラミング言語を学習すると非効率的となってしまいます。

そこで必要なのが、情報収集力です。IT業界は変化が激しい業界のため、常にアンテナを張りさまざまな情報を敏感に察知しなければなりません。もし情報収集力があれば、業界で需要のある分野や技術についての情報を知った上で、本当に必要とされるスキルの習得を目標に掲げて無駄なく動けます。効率的に必要なスキルをインプットできると同時に、有益な時間を確保できたことでアウトプットの時間に割くことができるのも情報収集力を身につけるメリットです。

また、さまざまな情報を収集することで、自分にとって多くの選択肢を得ることができます。一人では考えつかなかった問題解決策やビジネスシーンにおける手法など、知識の引き出しを増やせるのです。そのような意味でも、世の中に溢れかえる膨大な情報の中から、自分に必要な情報を取捨選択し活用する情報収集力は、エンジニアとして身につけておいて損はないスキルだと言えるでしょう。

情報収集力を高めるには、まずは今の自分にとって必要な情報が何かを整理する必要があります。自分が置かれている立場や相手との関わり、目的、行動に基づく導線などを視野に入れ、決して狭い世界で捉えるのではなく、全体像を意識した情報収集を行うのが望ましいです。そして、事実からくるデータと自分の解釈を交えた主観を混同しないように気をつけましょう。有益な情報を見極め、パフォーマンスの作業効率を上げるためにもぜひ情報収集力を身につけておきたいところです。